香辛料とは食品の調理のために用いる芳香性と刺激性を持った植物を香辛料と呼んでいます。語源はラテン語のSpicesです。
香辛料の多くは、熱帯植物の種子、花、葉、樹皮、など 色々な部分が利用されていて、古くから珍重されてきました。
わが国では、明治維新後に西洋文化と共に西洋の香辛料が続々と入ってきましたが、一般家庭への普及は第二次大戦以降です。
近年は、食生活の西洋化と食品の多様化の進展により、香辛料の利用の役割は非常に高くなり香辛料そのものの特製を活用した商品開発も活発
に行われています。

香辛料とは

植物体の一部で植物の果実、果皮、花、蕾(つぼみ)、樹皮、茎、葉、種子、根、地下根、などであって、特有の香り、辛味、色調を有し飲食
物に香り付け、消臭、調味、着色、などの目的で使用し 風味や美観を添えるものの総称であり、スパイスとハーブに大別されます。

スパイスとは

香辛料のうち、利用部位として茎と葉と花を除くものの総称です。具体的には、ニンニク、しょうが、ごま(ごまの種子)、唐辛子、ホースラ
ディシュ(西洋ワサビ)、マスタード、クミン、ケシノミ、柚子、胡椒、ナツメグ、シナモン、パプリカ、カルダモン、サフラン、オールスパ
イス、グローブ、山椒、オレンジピール、ウイキョウ、カンゾウ、フェネグリーク、ディルシード、カショウ、ロングペッパー、などです。

スパイス画像

ハーブとは

香辛料のうち茎と葉と花を利用するものの総称です。具体的には、クレソン、コリアンダーリーフ(香菜)、紫蘇、セロリー、タラゴン、チャ
イブ、チャービル、ニラ、パセリ、マスタードグリーン(からしな)、ミョウガ、ヨモギ、バジル、オレガノ、ローズマリー、ペパーミント、
サボリー、レモングラス、ワサビ葉、山椒の葉、などです。

日本で流通している香辛料の栽培地域

・熱帯~亜熱帯地域

 アシア・中央アフリカ・ラテンアメリカなど——–胡椒、グローブ、ナツメグ、カルダモン等

・亜熱帯~温帯地域

 アシア・アフリカ・ヨーロッパ・南北アメリカ——–唐辛子、ターメリック、ジンジャー等

・温帯地域

 アシア・ヨーロッパ・南北アメリカ——–クミン、コリアンダー、シードスパイスやハーブ

以上の3地域に分類する事ができます。

別のコラムページへ

胡椒の産地

胡椒の歴史

胡椒生産国との交流

トップページへ